この記事ではループイフダンの始め方を解説します。
ループイフダンは始めるのは簡単なんですが、損切設定を理解しておく必要があります。
運用するうえで損切設定があるとどうなるのか?また損切設定がないとどうなるのか?
わかりやすく解説します。
まずはループイフダンをはじめるにあたり設定が必要な項目を解説し、その後、実際の始め方や損切について解説していきます。
それではどうぞ!
ループイフダンの運用設定項目
ループイフダンを設定するにあたり以下の画面が最後の確認画面となります。
設定に必要な情報は以下の4つ
設定項目
- 売買システム
- 損切設定
- 取引数量
- 最大ポジション数
売買システム
売買システムは以下のとおりに表現されます。
売買区分は買いならB、売りならS
ループ幅は下図でいう利確幅(注文幅)のこと
ループ幅:何銭間隔で注文を仕掛けるかの設定
ループイフダンB15(USD/JPY)ならドル円の買いを15銭間隔で仕掛けるということになります(*^^)v
ということで今回設定しようとしている米ドル円とユロドルの売買システムはそれぞれ以下のとおり選択します。
売買システム
- 米ドル円:ループイフダンB100(USD/JPY)
- ユロドル:ループイフダンS100(EUR/USD)
損切設定
この段階では簡単に以下のように理解してください。
- 損切あり:相場が逆行したら損失確定して新たなポジションを持つ。損失は確定するが大きな含み損は抱えない。
- 損切なし:相場が逆行しても損切せずに新しいポジションは持たない。大きな含み損を抱える可能性あり。
今回はそれぞれどんな感じか見てみたいので、米ドルは損切なし、ユロドルは損切ありで設定したいと思います。
ここでは混乱すると思うので簡潔に説明しましたが、損切設定の詳細についてはこの記事の最後で解説しています(*^^)v
取引数量
取引数量の単位は「1」=1,000通貨となります。
ただしメキシコペソ円と南アランド円は「1」=10,000通貨となります。
目安資金表の目安必要資金は上記の最低単位に対する金額です。
当然、取引数量を2、3と変更する場合は目安必要資金も倍々になりますので注意してください。
最大ポジション数
目安資金表のポジション数にあわせて設定します。
この値もしくはこの値より小さい値を設定します。
例えばループイフダンB10(USD/JPY)を仕掛けた場合(ドル円の買いを10銭間隔に10本)を仕掛けると下図のように発注されます。
まずループイフダンを仕掛けた価格で買いが一つ注文(上図赤線)され、その価格から下に10銭間隔で残りの9本の買いが指値注文(上図青線)されます。
ループイフダンの始め方(設定方法)
米ドル円の設定方法を説明しますね。
画面はスマホの画面です。
これだけではじめることができるんですよ。
簡単でしょ(*^^)v
あとはユロドルも同じように設定するだけです。
ループイフダンの損切設定ありなしどっちがいい?
損切設定が気になる方のために詳細を説明しておきます。
好みの問題でどっちがいいとは言い切れないんですよね。
理由はチャートの動きは誰にも読めないし、その後の動きによって損切したほうが良い場合もあれば損切しないほうが良い場合もあるからです。
下げた後にV字回復する場合
損切なし
- 相場が下がるにつれ①②③④の順でポジションを持つ
- 相場が回復するまでは①②③④は含み損となる
- 相場が回復するにつれ④③②①の順で利確される
損切なしの場合は含み損に耐えたあと利確されるので損失はありませんね。
損切あり
- 相場が下がるにつれ①②③④の順でポジションを持つ
- ⑤の価格になると①が損切され⑤のポジションを持つ
- ⑥の価格になると②が損切され⑥のポジションを持つ
- 相場が回復するまでは③④は含み損となる
- 相場が回復するにつれ⑥⑤④③の順で利確される
損切ありの場合は損切なしと比べると利確は4回と同じですが、損切が2回あるため利益は少なくなります。
つまりV字回復する場合は損切なしの方がよいということになります。
下げた後にレンジ相場になる場合
損切なし
- 相場が下がるにつれ①②③④の順でポジションを持つ
- 相場が回復するまでは①②③④は含み損となる
- 相場下げ後のレンジでの利益をとりこぼす
損切なしなら相場が回復するまでずっと含み損でレンジの分の利益をとりこぼします。
損切あり
- 相場が下がるにつれ①②③④の順でポジションを持つ
- ⑤の価格になると①が損切され⑤のポジションを持つ
- ⑥の価格になると②が損切され⑥のポジションを持つ
- 相場が回復するまでは⑤と⑥のポジションがループされ利益が積みあがる
損切ありなら相場下げ後のレンジ相場での利益が積みあがります。
つまり下げた後レンジ相場になる場合は損切ありの方がよいということになります。
相場の動きによって、損切したほうが良い場合もあるし、損切しない方がいい場合もある。自分の好みや相場感で選ぶほかなくどちらが良いということはない。ちなみにループイフダンは一度稼働させると損切ありなしの変更はできないため注意
「損切あり」だといつ損切されるの?
勘の良い方ならもうお気づきでしょうが、
損切ありの場合、どうなると損切されるの?
という疑問をお持ちの方のために解説しておきます。
最大ポジション数の次のポジションを持つタイミングではじめの方のポジションから損切されていきます。
最大ポジション数を4として説明しますね。
上図でいくと相場が下がるにつれて以下の流れでポジションを持ち、その後損切されます。
損切までの流れ
- 相場が下がるにつれ①②③④の順でポジションを持つ
- さらに下がると①は損切され⑤のポジションを持つ
- さらに下がると②も損切され⑥のポジションを持つ
最大ポジション数の4ポジションを持った後、さらに下がるとはじめの方のポジションから順に損切されていきます。
以上がループイフダンの損切の詳細となります。
結局、損切ありなしどっちがいいのか?
どっちにもメリットデメリットがありますし通貨ペアと売買区分によっても変わります。
損切ありなしを決めるポイントとしては2つほど意識すれば良いかと
- スワップはプラス通貨ペア?マイナス通貨ペア?
- 長期間のトレンドは?上?下?レンジ?
損切ありなしそれぞれのぼくが考える特徴と実際の運用設定を補足しておきますので、参考にされてください。
損切ありの特徴
- 大きな含み損を抱えない
- さっさと損切して新しいポジションを持ちたい人向け
- 機会損失しない
- 長期間チャートでトレンドが発生している通貨向き
ユーロドルは長期間下げトレンドなので損切ありの売りを仕掛けています。
損切ありにした理由:このトレンドを上抜けしたら下に戻ってきそうにないから
損切なしの特徴
- 長期間大きな含み損を抱える可能性あり
- 含み損期間中は機会損失となる
- スワップポイント狙いに向いている
- 長期間チャートでレンジが発生している通貨向き
米ドル円はここ3年程レンジ相場なので損切なしの買いを仕掛けています。
損切なしにした理由:過去の動きをみると下げても回復しているから
始め方や損切設定について理解できましたでしょうか?
不明点はどんどん質問くださいね。
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